「あえて言葉に出して言わなくても、わかってくれるだろう」
はっきり言いますが、それは幻想です。
口に出して言わなければ伝わらないことのほうが多い。
私はそう考えています。
「ありがとう」
「ごめんね」
「おいしかった!」
「好きです」
「大切に思っているよ」
…などのように、言われて嬉しい言葉は特にどんどん相手にかけてあげましょう。
親子や夫婦、恋人…どんなに近い関係の人に対しても同じです。
褒められたり、感謝されたりしてイヤな気分になる人はいないはず。
言葉を出し惜しみせずに、良いことはどんどん口に出していきたいものです。
ちなみに、褒められると体内でドーパミン(ホルモンの一種)が分泌されて、「やる気」や「幸福感」を得ることができます。このドーパミン、「褒めた側」の体からも分泌されるそうですよ
逆に、「言わなくてもよいこと」もあります。
いつも一言多い人って人、いませんか?(笑)
たとえそれが真実だとしても、相手が傷つくようなことを言うのはコミュニケーション的にはタブーです。
また、「その人にそれを言ってどうなるの?」ということも敢えて言う必要はありませんよね。
どうしても納得ができない。
相手に自分の主張をどうしても受け入れてもらいたい。
そんな時には、「文句」ではなく「代案を添えた意見」を言うようにします(その方法は後日ご紹介します)。
顔立ちやスタイルなどの容姿。
生い立ちや経験などの過去。
育ってきた家庭環境。
年齢。
努力をしてもどうにもならないことや変えられないこと。
それらは特に、口に出して言ってみたところで意味がありません。
何を言われたとしても笑って流す人もいれば、深く傷つく人もいます。
言った本人にどんなに悪気がなくても、「悪口」としか受け取ってもらえないこともあるのです。
相手が嬉しくなるようなことはどんどん口に出して言い、
相手の気分を害する恐れのあることは口に出さない。
単純でありふれたことのように思われるかもしれません。
でも、これは意識しないとなかなか出来ません。
皆さんがたぶん思っている以上に、とても難しいことです。
言葉を上手に使って、相手も自分もハッピーな気分になれたら素敵ですね♪