先日、実家の押し入れで中学時代の校内新聞を発掘した時の話を以前ブログに書きましたよね。
押し入れには中学生の時のノートも保管してありまして、そこには多くの歌詞も綴られていました。当時、私は親友のお姉さんが組んでいた音楽バンドの作詞を担当していたのです。
その詩にいくつか目を通したのですが、あまりの恥ずかしさに「あーーーっ!!!」と大声を出してしまうほど、おぞましいものばかり。…あの人たち、よくこんな歌詞を恥ずかしげもなく歌ってたな。
夢という字に(はかなさ)というルビを振ってみたり、恋愛たるものを何も理解していないのに、
「あなたのぬくもりを忘れない」なんて言ってみたり。顔から火が出そうでした。
実感が伴わずにカッコいいフレーズを使おうとしているから言葉が上滑りしているのですよね。
読んでいても心に響くものがまるでありません。
それでも、一つだけおやっと思った歌詞があります。
果てしなく続く道
蜃気楼のように揺れている
誰もが見えない不安と戦いながら
明日に向かって歩いていく
あたしも一歩を踏み出そう
ひかりと出会えるのを
さあ信じて
中1の時に書いた詩です。
人生が「果てしなく続く」ように見えているあたりが若いな〜。果てしなくはないですよー。
おっ!と思ったのが、
「ひかりと出会えるのを信じて」
という歌詞です。わざわざ「ひかり」と平仮名で記してありました。
…そうなのです。私の娘の名前は「ひかり」。
これは一種の予知でしょうか(笑)。
当時の私なら「光」と書いて「きぼう」とか得意気に書きそうなのに(ダサっ)、敢えての平仮名表記。その合致が妙に面白くて目が留まったのでした😊