今年も教材販売会社から、段ボール3箱分の見本教材が届きました。今朝、それらを整理していた時、このテキストに目が留まりました。

知る人ぞ知る、「文豪へのいざない（好学出版／定価630円）」

出版社の紹介ページにはこんな説明があります。

基本的な設問を通して文豪の名作を読み、確かな読解力を養う教材。 珠玉の文豪の作品を精選。教科書から消えた作品を中心に、中学生の時期にぜひ読んでおきたい 文豪たちの作品を精選して掲載しています。 基本的な設問を通して題材自体を精読し、長文の読解力を身につけます。 「作家・作品紹介」のページ 各単元の冒頭には、作家・作品を紹介するページを設けています。 作家自身のキャラクターに迫り、重要なエピソードを盛り込んだ紹介を 行っています。作品紹介と読解問題が連動し、生きた文学史を実感できる構成です。

読解問題と文学史の融合。なるほど。
私も予備校講師時代、古典バージョンで同じようなテキストを作成しました。

中はこんな感じです。

文豪の紹介の後、教科書から消えてしまった名作の読解問題が掲載されています。

レベル的には小学6年生から中学2年生程度かな。
全48ページと薄いテキストではありますが、内容はなかなか濃い感じです。

取り上げられている文豪は次の通り。
★夏目漱石
★森鴎外
★芥川龍之介
★宮沢賢治
★島崎藤村
★志賀直哉
★有島武郎
★梶井基次郎
★太宰治
★三島由紀夫

薄くて通年テキストにするには物足りないし、授業での使いどころが難しそうなので、きっと学校での需要は多くないだろうな。でも、構成もコンセプトも面白いので私は好きです。総合学習用の教材とか、夏休みなどの宿題や特別授業などで使うと面白そうですよね。

それにこの教材は子どもだけではなく大人にもお勧めです。日本の文豪を改めて学び直したい、頭の体操をしたい…そんな方にぜひお勧めします。ちなみに塾用教材なので市販はされていません。メルカリなどで探せば見つかるかもしれませんね。

みがく生やみがく生のご家族に限りますが、興味のある方は、他の教材とまとめて発注をかけますのでお気軽にお声をお掛けください😊