義母と義父が結婚50年を迎えました。
いわゆる金婚式のような大々的な事はしなかったようですが、手巻き寿司でささやかにお祝いをしていましたよ。

お義母さんは２０歳で結婚して、翌年ダンナを生みました。兄姉もみんな金婚式を終えているそうです。

夫婦は長く連れ添うのが美徳…と私は思っていません。笑顔が消えたまま一緒に生活するぐらいなら、どんなに苦しくても、たとえ誰かに迷惑を掛けたとしても、互いに違う人生を歩んだほうが良いというのが持論です。積年の不毛な結婚生活によって心身ともに疲弊し、結果的に心の病を患ってしまった友人が私にはいるので、特にそう考えるのかもしれませんね。あくまでも個人的な意見です。

だからこそ、喧嘩をしながらもお互いを信頼し、必要とし合っている義母たちを見ていると心から羨ましく思います。…金婚式か。私たち夫婦はお互いに晩婚なので、50年後はたぶん生きていないですね（笑）。

先のことは誰にもわかりませんが、
本音で沢山話して、共に悩んで、共に笑って。そんな毎日を1日1日重ねていけば、大好きな登山のようにいつの日か素晴らしい景色を2人で見ることができるのでしょうか。登ってきた道を振り返って、お互いに「よくぞここまで！」と称え合う日が来たりするのかな。

だったらいいなと思います。