今日の本校。
高校生たちがひっきりなしに、私の席に最近受けた模試の結果を持ってやって来ました。
偏差値が70を超える生徒はこの調子で進めるとして、思うように点数が取れなかった子へは対処法と勉強法をアドバイスしました。
どうせお金と時間、労力をかけて模試を受けるのですから、点数や結果を見て終わり…では勿体ない。出来なかった問題には大きな「可能性」が潜んでいます。今のうちに間違えておいて良かった、気付けてラッキー!と思えるような前向きな姿勢が受験には必要だと思っています。
現代文はいつも教えている「ピント合わせ」やマークセンスを磨く演習を、古文は品詞分解をしながら単語や独特の言い回しを体得していく演習の方法を教えました。
特定の作品の解釈本(原文と訳が書かれているもの)を用意して、場面ごとに原文を読み進めてみる。解釈が苦しくなったら下の現代語訳を読む。また頑張って原文を読む。内容を見失ったらまた訳を読む…という流れで、学習するとかなり力がつきます。1つの作品を通読すると自信にも繋がりますしね。
教材にする作品としては、ストーリーがあるもの…今昔物語、宇治拾遺物語、伊勢物語、堤中納言物語、平家物語、大鏡あたりがお勧めです。出版社で言うと、品詞分解、古典常識などが詳しく書かれている日栄社の通釈本が使いやすいと思いますよ。