本校のMくん(高三)。
指定校推薦のための書類づくりもいよいよ大詰めです。その内容や表現を2人で確認していたのですが、Mくんが突然こんな一言を。
「今回も今までも、こんなに面倒をみてくださって、ありがとうございます。みがくに出会えなかったら、自分はどうなっていたかわかりません」
Mくんとはかれこれ9年の付き合い。
中学生までは勉強スイッチが全く入らず、テストもピントが合わない答えばかりでした。会話のキャッチボールも上手くできず、話す時には普段の半分ぐらいの速度で、3回は繰り返さないと理解できない状態でした。
それが高校生になった途端、スイッチが入ったのです。校内の漢字コンクールで上位を取ったことを皮切りに、定期テストでもいつも10番以内に入り、高3前期の通知表では9割が5という結果で終わることができたのでした。
指定校推薦で志望大に行けるぐらいまで飛躍的に成長したMくん。しっかりした言葉遣いで相手にお礼を言えるまでに人間的にも成長したのか。
…もともと泣き虫なのに、年のせいか涙腺がかなり弱くなっている私。不覚にも教室の中で泣きそうになってしまいました。