今、みがくでは「カード作文」を学習しています。
1枚のカードを見て、
①客観的な事柄
②主観的な事柄
をそれぞれ文章で説明する、という演習です。
①は、カードに描かれている絵の内容をありのままに観察して、「事実のみ」を書き表します。
例えば、人物の性別、年代、服装…などです。
②は、生徒が感じたこと、考えたことを自由に書いてもらいます。
「この人物はどんな気持ちか」
「少し前にはどんなことがあったのか」
などです。
1つの情報に対して、その内容について考察したり、人に伝えたりする必要があるとします。
その際、まずは客観的に受け止め、ありのままを人に伝える力が必要です。
これは、事故の通報をする時を想定してみてください。主観を入れると情報が正しく伝わりませんよね。逆に混乱を招きます。
また、ありのままの事実を受け入れた後
には、「想像する力」「発想力」も重要でしょう。
得た事実を自分なりにどう考え、どう活かすか。また、他人はどう思うのか。
などと、思考するための材料になるのが想像力なり発想力です。
客観的視点と主観をバランスよく織り交ぜて対象を見る力を養うこと。
それにはトレーニングが必要なのではないかと私は考えています。
みがく生には小学1年生からこの演習を定期的に行っていく予定です。