次のような場合、あなたならどう返答しますか?
「地域の人たちが参加できるような、大規模なバザーを開くことを提案します!」
Aさんが社内会議でそう発言しました。
あなたはAさんの所属する課のリーダーです。
Aさんの発言を聞いて、「面白いけど予算の関係上、無理だな…」と判断しました。
Aさんのモチベーションを下げずに、無理だということを理解してもらいたいと思います。
あなたならどう返答しますか?
上記のように、
言いにくいことを伝えなければならない時
相手の考えや行動を改めてもらいたい時
反論したり、間違いを指摘したりする時
そんな時は、「サンドイッチ話法」を使うことをお勧めします。
①まずは、相手を肯定する。(+)
②反論や言いにくいことを話す。(-)
③相手を肯定する。または励ます。(+)
…これがサンドイッチ話法です。
つまり、言いにくいことをプラスの事柄の間に挟めて話す、というもの。
先ほどの例文を、サンドイッチ話法を使って返答してみますね
なるほど~、Aさんはアイディアマンだねぇ!!想像するだけで面白そうだ。
でもな、うちの課の予算、バザーをやるにしては少なすぎるんだよ…。
地域の人を巻き込む…なんて、目の付け所はすごく良いから、他にも良い案をヨロシク頼むよ!
…というのはいかがでしょうか?
(もちろん、これが正解!…というわけではありませんよ)
相手を嫌な気分にさせないように話をすること。
それは、コミュニケーションの上でとっても大事なことです。
嫌な気分にさせないのはもちろん、どうせなら少しだけ工夫して、
相手の「自信」や「やる気」をアップさせるような話し方を意識してみましょう。
その1つがサンドイッチ話法です。
相手のためになるだけではありません。
この話法を使うようにすると、相手の「肯定できるところ(=良いところ)」に着目しよう、という意識が育ちます。
「それは違う!おかしいんじゃないの~?」と、カチンときたとしても、肯定ポイントを相手に話しているうちに、頭の中が冷静になってきます。
その結果、一時の感情で言葉を発することが少なくなってくるものです。
相手の「良いところ探し」が出来ること。そして、
受け答えが感情的になってしまうのを防ぐこと。
それが、サンドイッチ話法を勧める大きな理由です