一昨日の夜、車窓から月が見えました。
すると、半分寝ぼけていた娘がこんなことを言ったのです。
「空の高くにある月はキレイなのに、ビルの間に見える月は大きくて怖い…。」
うん。その感じ、なんとなくわかる気がする。
ふとこの歌が浮かんできました。
外(と)にも出よ
触るるばかりに
春の月
これは昭和の歌人である中村汀女(ていじょ)の俳句。大きくて手が届きそうな春の月を見かけた作者が、家にいた仲間に「外に出てごらん!月を見て!!」と呼びかけている歌です。
ちなみに、満月が一年で1番大きく見えるというスーパームーン。今年は5月26日だそうですよ。この日は水曜か。…空を見上げる心の余裕が私たち夫婦にあるといいなあ(笑)。