教える仕事の醍醐味。
それは、生徒の成長を近くで見届けられること。
少しずつステップアップする子もいれば、ある時グンと成長する子もいる。
小学六年生のHくん。
今まで読解問題に苦戦していた。
漢字も苦手だった。
そんな彼は中学受験を境に人が変わったように国語ができるようになった。
受験にも成功したのだが、ただの合格ではなく、「トップクラスの成績」での合格らしい。
言動や顔付きもどことなく違って見えるのも決して気のせいではないだろう。
どこで成長のギアが上がるかは人それぞれで、
Hくんのように受験だったり、
誰かの一言だったり、
「失敗」や「励まし」だったりする。
アクセルを踏むのは本人のみ。
しかし、意識的にそう仕向けていくのは講師の務め。
そう思っていつも指導にあたっている。