先週から始めている「カード作文」。
主観と客観についての理解を深め、
・観察力や説明力(客観的思考)
・想像力や発想力(主観的思考)
などの力を鍛えていくトレーニングです。
生徒によっては、客観説明が苦手な(…と言うより雑な)子もいれば、主観を書くのが不得手な子もいます。左側の客観説明が苦手な生徒は、人にわかりやすく伝わりやすい説明の仕方を練習し、右側の主観(想像)が広がらない生徒は発想の仕方や広げ方を練習する必要があります。
客観的に答える質問なのに、無意識に自分の解釈が入っていたり、固定観念に捉われていたり。説明不足になっていることも。
この客観説明が上手くできない生徒は、読み間違いや読み飛ばしなど、普段からそそっかしいミスを連発していることが多かったりします。
一方で、物語や小説の読解が苦手な生徒は、主観的な設問で苦戦しがち。この場合はどうだろう、この人はどんな気持ちだろう…などと、想像がなかなか広がっていかないのです。
客観と主観。どちらの力が苦手なのかを生徒に自覚させることができるのも、この学習の狙いの1つでもあります。