みがくで毎年実施している創作文コンクール。
コロナ禍で提出時期が大幅にずれてしまったのもあり、結果発表が遅れてしまいました。
今回はコロナ休校のゴタゴタで出せなかった生徒も結構いましたが、総数222作品から入賞者を選出しました。先週からようやく入賞者に記念の楯と副賞の図書カードを授与し始めましたよ。
今回も、
①文章の読みやすさ・わかりやすさ
②論理整合性
③オチまでの流れ
④独創性
⑤誤字脱字の有無
⑥表現力
⑦文字の丁寧さ
について審査を行い、入賞者を決定しました。
最優秀賞は、新札幌校の岡本くん(当時高2)。2年連続の受賞となります。
副賞の楯と図書カード5000円分を授与。写真が入れられる楯なので、受賞作品を手にした写真を撮り、現像して中に入れました。
受賞作は、なかなか人には理解されない恋愛癖を持つ学生たちの日常物語。重くなりがちなテーマを明るくコミカルに描いています。人物の心理描写が細やかに表現されているところが授賞の決め手になりました。岡本くんは受賞作の他にも、短編ホラーと、感動ヒューマン系小説も提出しているのですが、どちらも甲乙付け難いほど秀逸な作品でした。この岡本くん、暇さえあれば小説を書いています。好きこそ物の上手なれ、を体現しているような子なのです。みがくから作家が誕生するのもそう遠くはないかもしれませんね。
優秀賞は、本校の辻村くん(当時中2)と細川さん(当時中2)。2人には副賞の楯と図書カード3000円分を授与しました。
辻村くんは「数学系ミステリー」というジャンルで、犯人探しをしながら作品を読むことができます。不思議な世界観にぐいぐいと引き込んでいく筆力は本当に見事でした。
細川さんは「愛ある料理」をテーマに据えた作品で、出てくる料理全てがとにかく美味しそうなのです。上位3名の中で最も読みやすい文章に仕上げていたのが細川さんでした。
その後に続く賞は以下の通りです。
★優秀賞 6名(図書カード1000円分)
★奨励賞 6名(図書カード500円分)
★佳作 20名(図書カード500円分)
来年1月から今年度の創作文の学習が始まります。すでに書き始めている人もいるのですよ。
どんな作品が出揃うのか、今年度も楽しみにしています。