塾長ブログ

白と黒

白の中に黒があると目立ちます。たとえそれが一点だけであっても。

同じように、欠点や不満、不安などのマイナス要素は、ほんの1つでも気になるものです。

明日はとても楽しいイベントがあるのに、何か懸案事項があるだけで憂鬱になったり、
気分よく過ごせていたのに、誰かが放った一言で一転して落ち込んだり。

嫌なことや悪いことは、指に刺さった棘のように痛くて、何をしていても気になるものです。その存在だけで気分が落ち込んだり、不安になったりもしますしね。

私はそんなとき、いつも「在るもの」や「良いもの(プラスのこと)」を挙げてみるようにしています。

今日は青空がきれいだったな、とか。
あの子が楽しそうに話しかけてきてくれたな、とか。
娘がこんなことをできるようになった、とか。
今日も1日、家族みんなが怪我も病気もしないで過ごすことができたな、とか。

それらは「マイナスの何か」以上に溢れています。たとえるならば、それは無色透明な空気のような。または、やわらかい光のような感じでしょうか。「黒い点」のように目立ちはしませんが、私たちの周りに纏うように、良い(プラスの)こと、感謝すべきことがたくさん存在しています。

辛いとき、悲しいときは、その対象にのみ意識が行きがちです。それはとてつもなく苦しいことです。そして孤独を感じます。そんな時は深呼吸して自身を振り返り、今在ること、出来ること、これは悪くないぞということをゆっくり考えてみてください。

「黒い一点」はどうしたって消えることはないかもしれません。それでも、「白いところ」に目と意識を向けることで何かしらの活路が見えてくることもあります。

考え方や気の持ちようで、黒とも楽しく共存できるかもしれません。

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