「育む(はぐくむ)」。
私の好きな言葉のひとつです。
奈良時代には既に使われていた とても歴史のある言葉でもあります。
「羽含む(はねくくむ)」が語源で、
”親鳥が自分の羽でヒナを包むように、慈しみ、守り、育てる”
というのが本来の意味でした。
もともとは子供に対して用いられる表現ですが、現代では恋人との関係などでも広く使われています。例えば、「愛を育む」…なんて表現、ありますよね。
愛を育む。
語源の意味を尊重し、主観を少し交えて定義するならこんな感じでしょうか。
「愛を育む(あいをはぐくむ)」
一方的に主張を押し付けたりせず、
干渉し過ぎたり 溺愛し過ぎたりもせず、
母のような広い心と大きな愛情で
近くにいても
遠くにいても
存在すべてを包み込むように想い続けること。
ただただ 相手の幸せを願って…。