新年、明けましておめでとうございます。
拙いブログですが、今年もどうぞお付き合い下さいますようお願い申し上げます
さて、年末のみがくの授業では「でたらめ日記コンテスト」なるものを開催しました。
「でたらめ日記」とは、現実ではないことを「実現したかのように」日記形式で記すもの。
文章構成力はもちろん、想像力や発想力、表現力が必要とされます。
情景が目に浮ぶように、できるだけ「具体的」に書くことを授業では指示しました。
このような「自由作文」の類を苦手とする生徒もいますが、子どもは本来、想像力豊かな存在です。
みがくの生徒たちはみんな楽しそうに筆を運んでいましたよ♪
出揃った作品はどれも秀作ばかりでしたが、今回はあえて7人の作品に絞って大賞を決めさせてもらいました。
「みがく通信」にも掲載しましたが、この場でも紹介させていただきますね
【大賞】J.Uくん(中2)
ある日「ぼく」は突然、不思議な力を手に入れます。それは「頭で考えたことが実現する」という能力です。それを活用すべく、食べたいものを朝食にリクエストしたり、学校の授業が自習になればいいと願ったり。「ぼく」は様々なことを考えては現実にしていきます。そんな時、冗談半分で「もしぼくが総理大臣だったら…」と口走ってしまい…。
評…それほど奇想天外な内容ではありませんが、ストーリーの作り方や論運びがスムーズで、とても読みやすい作品に仕上がっています。Uくん本人は知らないでしょうが、SF作家である星新一の短編を読んでいるかのような錯覚に陥ってしまいました。
【準優勝】M.Mさん(中2) ・ R.Sさん(小6)
★M.Mさんの作品
家族でディズニーランドに行きます。アトラクションで楽しく遊んだり、おいしいランチを食べたり。その日は近くのホテルに宿泊することになるのですが、夕食で訪れたレストランで あるハプニングが!
評…とにかく描写が具体的で、本当にあったことのようなリアルさがあります。読んでいて、人物の姿や口調が目に浮ぶようでした。現実ではもちろん、作文の中でも仲の良い姉弟なんだなぁと微笑ましく感じました。
★R.Sさんの作品
朝、目が覚めると未来にタイムスリップしていた私・里奈。周囲から「裕里」(将来、里奈の孫になる人物)と呼ばれて困惑します。現実を受け入れ、その日は1日「裕里」として過ごすことになるのですが…。
評…この作品も論理展開が明快で、読みやすく理解しやすい内容でした。「裕里」として過ごした1日は、物語や小説を読んでいるような躍動感で、活き活きと描かれています。本好きなSさんらしい、爽やかな作品でした。
【審査員特別賞】H.Sくん(小6)
朝起きて部屋のドアを開けると、次から次へとアニメのキャラクターが!!「ぼく」は、そんな彼らの様子を冷静に、そして時に自ら巻き込まれながら観察していきます。
評…くすっと笑える子どもらしさを各所に残しながらも、話の「軸」がしっかりした作品に仕上がっています。ストーリー展開が速いので、お話に思わず引き込まれてしまいました。
【入選】A.Tくん(小6)・M.Eさん(小5)・H.Sさん(小4)