1時間ごとに教室の消毒をしているため、日に日に消毒液が無くなってきました。手作りしたものもありますが、エタノールも品切れ状態で底をついています。どうしようかな…と思っていたところ、近所の野菜屋さんが次亜塩素酸水(酸性電解水)を販売してくれました。この次亜塩素酸水は体に安心な消毒液。病院や福祉施設などでも用いられているそうです。
この野菜屋さん、上保木青果店といって札幌市清田区にあるお店です。こちらでは、この消毒液をなんと500ml100円で販売してくださっています。しかも、そのお金は全額寄付されるそうですよ。→上保木青果店
こちらのお店は2018年の北海道胆振東部地震で店舗が傾く被害に遭いました。私の住む清田区里塚は地震による液状化現象が起きた地域。上保木青果さんがあったのは最も被害が大きかった場所でした。写真はその時の様子です。
店舗は全壊。その後、隣の団地に移転して営業を再開したそうです。一夜にして店が無くなる恐怖。今では当たり前のようにできていたことができなくなる辛さ。生活の基盤が失われることへの不安。我が身として考えても目の前が暗くなります。
それでも決して諦めずにお店を再開させた上保木さんの負けじ魂に感服していたのですが、今回の消毒液の販売(と寄付)にも頭が下がります。店長さんと少しお話をさせていただきましたが、地域の方々の力になりたいとの思いがひしひしと伝わってきました。
人間の逞しさと優しさに触れた思いです。