受験シーズンになるといつも思います。
受験で試されるのは「本物の学力」というより、「情報処理力」なのではないか、と。
限られた時間の中で、そして決められた方法で、正解を導き出すことを試験では要求されます。
確かに、そのための力やテクニックも人生において必要なのでしょう。
でも、要領の良さや情報処理の正確さ・速さだけを鍛える指導法には疑問を感じてしまいます。
受験にたとえ成功しても、その後の「人生」で成功したと感じられなければ意味がない。
私はそう思っています。
受験が終わっても人生は死ぬまで続きます。
幾多の問題に直面することがあるでしょう。
絶望に打ちひしがれることもあるかもしれません。
そんな時、自ら考え、自ら答えを選択する力。
絶望の淵に立たされても、自らの足で新たな一歩を踏み出せる力。
それこそ「生き抜く力」です。
私たちみがくが教え導いていきたい力です。
ではどうやったら、生き抜く力が身に付くのか。
そのためにどんな練習をどれだけしたらよいのか。
生徒1人1人としっかり向き合い、道を示してあげること。
それが私の使命だと考えています。