何をしてもうまくいかない。
そんな時って誰にでもあります。
普段はしないようなミスをしたり、
注意をされることが重なったり、
他人から妙に冷たくされていると感じたり、
わけもなくイライラして、思わず人にあたってみたり。
うまくいかない時って、そんなものです。
ピンチはチャンス。
私の好きな言葉です。
似たようなものに、「転んでもタダで起きない」というのがありますね。
これもいつも意識している言葉です。
つまずいて転ぶことは誰にだってあります。
その時、「あ~、痛かった!」と普通に起き上がるのではなくて、
「あ~、痛かった!…普通に起き上がるのは悔しいから、落ちている石でも拾ってやろう」と考えられるかどうかです。
転んだとき、スランプの時にしか見えないことがあります。
普段は意識しないことが急にはっきり見えたりします。
自分にとっての課題が改めてわかったり、
意外なあの人の優しさが骨身に沁みたり。
失敗やスランプをきっかけに大きな「気付き」を得て、大改革への1歩になることさえあります。
転んだら落ち込みます。
だけど、転んだ時にしかできない目と気持ちで、自分や周りをしっかり見つめること。
その時に両手で掴んだ石ころは、ただの石ころではありません、
石ころに見えても、場合によってそれはいずれ「宝石」に変わります。
転んで痛い目に遭ったからこそ、手に入れられた宝石。
本物の宝石よりも、身にまとった人を輝かせる宝石です。
転んでもただでは起きない。
心の充電を終えたら、冷静な目で周りを見渡してみましょう。
そして自分の足元を見据えてみましょう。
私の本当に大事なものは何だろう?
私の本当に望むことは何だろう?
そのために、今日から何をしたらいいのだろう?
それらを1つ1つ拾ってから、ゆっくり起き上がることです。