丸瀬布町で迎えた朝。今回は老舗旅館の「越後や」さんに宿泊しました。女将さんが親切で、お料理も美味しい!建物は古いのですが、お勧めの宿です。
チェックアウトした後は、白滝ジオツアーサイトで紹介されていた「山彦の滝観察会(丸瀬布町)」に参加してきました。隣の白滝村は黒曜石の産地。旧石器時代の遺跡群やその周りの大自然において、日本ジオパークにも認定されている地です。私たち親子はこの白滝村が大好きで、白滝村には幾度となく足を運んできました。こちらには親交を深めている方々もおり、私たちにとっては第二の故郷です。ところが、ここ数年大雨や地震の影響で土砂崩れが頻発し、黒曜石産地を巡るツアーも中止が続いたために、なかなか行けずにいたのです。ジオツアーに参加するのは実に5年ぶり。お世話になっている白滝村ジオパークの熊谷さん、そして地元でツアーのお手伝いをされている田中さんと4年半ぶりの再会です。お二人ともお元気で良かった!
9時に丸瀬布昆虫生態館に集合し、まずは館内を見学。ここを訪れるのも久しぶりです。
こちらの昆虫館では、「昆虫アニキ」として知られる俳優の哀川翔さんが飼育している昆虫たちも沢山展示されています。哀川翔さんは飼育最大カブトムシのギネス世界記録保持者だそうですよ。
アニキのニジイロコガネムシ。
さて、こちらで観察会の説明を受けて、いよいよ滝に向けて出発です。今朝の気温は氷点下28℃。スノーウェアと帽子、手袋、カイロ…と完全防備で臨みます。
トレッキングポイントまでは貸切バスで行きました。
エゾユキウサギやエゾクロテン、キタキツネ、エゾシカ…。野生動物の足跡の正体を教えていただいたり、野鳥を観察したりしながら歩きます。今日は運良くオジロワシを見ることができました。
山彦の滝に到着!厳冬の芸術「しばれの滝」です。斜面を上りきったところにドドーンと現れる巨大な氷の柱に度肝を抜かれます。
滝では参加者のために温かいココアやコーヒーが振る舞われました。寒さで感覚が無くなりかけていた体が一気に生き返ります。地元の方が作ったイタヤカエデのメープルシロップを手作りパンにつけていただく、嬉しいおやつも用意されていました。
作りたてのメープルシロップは、今まで食べた中で断トツに美味しかった!ひかりは何度もお代わりしていました…。
なんとハンドベルのミニ演奏会も🎵澄んだ音色が周りの自然に反響します。寒い中素手での演奏…本当に感謝です。
記念写真を撮ってから下山。
えっ?!下りの斜面に雪の滑り台が!!ボランティアの方々がこの観察会のために作ってくださったそうです!結構なスピードが出るようで、大人の皆さんも悲鳴をあげながら滑っていました。ひかりもチャレンジ!
解散後、丸瀬布温泉「やまびこ」で昼食をいただきながら現地の田中さんと楽しい時間を過ごしました。
沢山のプレゼントをありがとうございます。また今年の夏に遊びに行きますね。
この「山彦の滝 観察会」。ガイド料の他、昆虫生態館の入館料、温泉入館料、昼食、保険料がついて、大人1600円(小学生1100円)。動物や蝶などの生き物についてのレクチャーが受けられ、滝では温かい飲み物やおやつもいただき、最後は滑り台まで。かなりお得な観察会でした。日中に開催する観察会は今年度は今日が最後。でも、夕方から出発するナイトツアーも同時開催されていて、そちらは3月まで予定されています。日中に見る滝とはまた一味異なり、ライトアップされる様がなんとも幻想的だそうですよ。
http://geopark.engaru.jp/geotour-modelcourse/geo-tour/
学べて楽しめて、自然と触れあえる。本当にお勧めのツアーでした!!