塾長ブログ

「ぽっぽや」の地へ!

この週末で道央&道東旅行をしています。

まず目指したのは南富良野にある幾寅駅。映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として有名な駅です。この映画は、直木賞を受賞した浅田次郎さんの小説を映画化したもので、愚直なまでに職務を全うした鉄道員の人生を描いた作品です。仕事を優先した主人公は、愛する子と妻の死に目にも会えませんでした。そしてそれを心のどこかでずっと悔いながら生きていきます。もうすぐ定年を迎える彼の前に現れたのは…。日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門をほぼ独占した日本映画の傑作の1つと言われる作品です。

この映画のロケ地を見てみたい。私がそう思ったきっかけは、原作者である浅田次郎さんのコメントでした。

ある夏の日の夜長、ひとつの物語が突然と私の上に降り落ちてきた。ことさら鉄道が好きだったわけではない。雪深い北海道も知らない。そして何よりも、これほど一途に頑なに生きる男の存在を信じているはずもなかった。人間でない何者かが私にこの物語を与え、お前の言葉にかえて多くの人々に伝えよと命じたのであろうか。そうとでも言わなければ、私がこの小説を書いたことに合理的な説明はつけられない(浅田次郎)

まるで啓示のようにストーリーが降ってきたという「鉄道員」の小説は忽ちベストセラーになり、これ以上ない配役によって映画化されました。 公開当時にそれを知り、いつかロケ地に行ってみたいと思ったのです。

 

幾寅駅に到着。おーっ!!ロケで使われた駅舎やトイレ、食堂などのセットが残っています。幾寅駅は現在、数年前の台風の影響で不通になっていますが、駅の中は映画の資料や衣装などが展示されていました。

机には高倉健さんの写真とお花が。

 

はい!ここで久々の再現シリーズ~!!「幸福の黄色いハンカチ」「駅」に続く、健さん三部作の完結編です(私のブログのコアな読者しかわからないかも💦)。

広末涼子さん演じる「雪子」を…

ひかりが再現。同色のダウンベストと国鉄帽(本物)は事前に購入しました(笑)。

 

そして鉄道員を演じる高倉健さん。いいですねえ。立っているだけで「語り」ますね。

 

ダンナが挑戦。そして失敗。

 

もう一枚!思案顔の健さん。

…怖い怖い怖い!これはもう事故ですよ。「お腹が空いたなあ。早く帰ってカツカレー、食べたいなあ」…のイメージしか浮かびません。

よし。とりあえず、健さんに謝ろう。

 

一通り家族で楽しんだあとは、道東の丸瀬布町に向かいます。翌朝早くからツアーに参加するので、今日は集合場所に近い旅館に宿を取りました。20時時点で外は驚きの-20℃…。美味しい食事をいただき、お風呂に入って早めに休みたいと思います。

 

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