塾長ブログ

物語を書こう

創作文学習も中盤に差し掛かりました。大半の生徒が下書きシートを終え、作文用紙に書き始めています。

物語や小説の妙味の1つは、「心情描写」にあります。誰がどうしたという客観事項をつらつらと書き進めるだけでは「中途半端な説明文もどき」になってしまうので要注意。ここぞと言う部分に心情表現を入れることです。「嬉しかった」「とても喜んだ」と直截的に書くのも悪くはないのですが、「頬が緩んだ」「天にも昇る気分だった」などと、文学的に表現するだけの語彙力も欲しいところ。

また、「情景描写」も物語に彩りを与えます。風の吹く音。森の香り。鳥が空を翔るさま。オレンジ色に染まる空。自然などの情景を五感で表現することで、作品世界をありありと読み手に想像させることができます。また、時や場面の変わり目を表すなど、転換スイッチとして利用することもできるでしょう。一読すると無駄に思えるのですが、作品に臨場感と余裕を与えるエッセンスとなるのがこの情景描写です。

 

生徒たちが書き上げた作品を添削しながら、そんなアドバイスをしていますよ。

 

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