3回にわたって「グラフ学習」をしています。
1回目は、厚生労働省が調査した「男女別 こどもの数の推移表」を使いました。
子どもの数はどう変化しているのかを平成22年度と23年度で比較したもので、参考にと総人口の推移も掲載されています。
このグラフに関する設問として、「平成23年の男子の数は何人ですか?」「この表からわかる『事実』をまとめなさい」「この表を見て、あなたが感じたことを作文用紙に書いてください」…などを用意しました。
この「グラフ学習」。ねらいは次の通りです。
・何について書かれているグラフなのか、理解できるようにすること。
・グラフからわかる「事実(客観的な事がら)」を正しく言い表せること。
・グラフの結果についての自分の「意見・感想」を言い表せること。
・グラフの結果を見て、その原因や将来的な展望を推察できること。
・グラフの結果を踏まえて、「自らの生活にどう影響するのか、どう活かせるのか」を思考できること。
…まだまだありますが、以上が特に重視している点です。
「えっ?国語でグラフ学習~?!」という意見も聞こえてきそうですが(みがく生は今さら驚きませんけどね)、「グラフを読み取って思考し、それらについて適切な言葉で言い表す」トレーニングは、立派な国語学習です。
さらに言うと、国語だけの領域に留まらず、総合的な知識や思考力を育てるために有効な学習だと思います。