様子をそれらしく表現した語を「擬態語」と言います。オノマトペ(擬声語)の1つですね。例えば、星の瞬きを表した「きらきら」、動きが遅い様子を表した「のろのろ」などがこの擬態語です。
日本語は他国語と比べてオノマトペの種類が多く、平安時代から1000年以上経った今でも、半数以上の擬声語が意味も変わらずに残っています。
反対に今は使われなくなった擬態語をいくつか紹介しますね。
★ゆくらゆくらに
→揺れ動くさま。例:ゆくらゆくらに進む船
★ほがらほがらと
→次第に夜が明けて明るくなっていくさま
★そそと
→かすかに風が吹くさま(現代はそよそよ)。
★ろりろりと
→恐怖でうろたえるさま。
「ろりろりと」か…。何となく言葉の響きが「恐怖のためにうろたえる」様子とは程遠い気がするのですが、室町時代までは確実に使われていた擬態語です。
失くなったとなれば、敢えて使ってみたくなるなあ(笑)。
「そんなに ろりろりとしないでよ。怖がりだねえ💧」
…なんてね。