姪の菜々子が読んでいるのは、
【ラストで君は「まさか!」と言う】シリーズ。ショートショートなので、読書が苦手な子でも読みやすい本です。
こういうショートストーリーは手軽に読めて良いのですが、やはり長編小説を読む方が国語力は身に付きます。長編の物語は読むのにパワーが要りますよね。時間もかかります。登場人物を整理、把握したり、ストーリーを理解したり。しかしその分、国語力が鍛えられるのも確かです。世にある小説・物語はオチがはっきりしないものも多く、「行間を読み取る」作業が求められたりもします。ショートストーリーばかり好んで読んでいると、この行間を読み取る力は勿論のこと、少し長めの物語になると最後まで読み通せない恐れもあります。
とは言え、本が嫌いな子に分厚いハリー・ポッターシリーズを手渡して、「はい、これ読んで!」…は厳しいですよね。まずは本に慣れ親しんでもらわないといけません。本好きになる扉を開く一冊として、こういった種類(「5分後に意外な結末」シリーズなど)の本がお勧めです。
本好きな子がこのようなショートストーリーを読む際には、
★結末を予測しながら読む
★主人公の心情の推移を確認しながら読む
…と、国語力を磨くトレーニングになりますよ。