本校の「みがく文庫」に新しい本が入りました。
学研の古典マンガは、わかりやすくて評判が良いことで知られています。それに絵も美しくて個人的にも好みです。当時の服装や建物などを絵で確認すると、昔の世界が随分とイメージしやすくなります。古典学習の入門編として、勉強のサポートとして、読んでいて決して損はありません。
特に、三大歌集と言われる「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」の巻は、和歌の苦手な中高校生にもお勧めです。教科書にも載っている有名和歌が約90首も掲載されていますよ。
枕詞や縁語など、修辞法の解説も掲載されているので、手元に置いて確認するのにも役立ちます。また、歌だけではなく、有名歌人についても紹介されているため、その人となりを知ることができて、歌の理解がさらに深まります。
どうせなら教室には「良い本」を用意したいと思っています。本嫌いの生徒たちに、「みがくの本がきっかけで本が好きになった!」と言ってもらえるように、本選びには気を付けていますよ。