塾長ブログ

続く気持ちと続かない気持ち。

「悲しみ」という感情は、驚きや怒り、羞恥心など他の感情と比べて240倍長く続く。
2014年にベルギーのルーベン大学によって発表された研究結果です。
様々な感情が消えるまでに要した時間を学生233名に調査したところ、次のような結果になったそうです。
悲しみ→120時間
憎しみ→60時間
心配→24時間
喜び→35時間
嫉妬→15時間
感謝→5時間
ストレス→3時間
怒り→2時間
恐怖→0.7時間
羞恥心→0.5時間
この結果にどれだけの信憑性があるかはわかりません。性格や性質、与えられた環境や経験などによって個人差が生じるものだとも考えています。しかし、人間は総じて、「プラスの感情よりもネガティブな感情のほうが長く引きずる」生き物であるのは、ほぼ間違いないだろうなと思います。
…悲しみは120時間、つまり5日間は持続するということですね。確かに悲しみという感情はなかなか消え去ってくれないかもしれません。私は母と死別していますが、9年経った今でも、不意に悲しみが押し寄せてくることがあります。悲しみの深さによっては一生涯引きずることだってあるのでしょうね。
この研究結果を踏まえて、研究者たちは、「悲しみに打ちひしがれている人にさまざまな言葉を掛けたり、何かやってあげたりするよりも、心にそっと寄り添いながら黙って傍にいてあげるほうが効果的だ」と言っています。
そうですよね。何を言っても、何をしても悲しみはすぐには消えないのなら、せめて少しでもその痛みがやわらぐ時が来るまで、傍にいて話を聞いてあげることが大切なのかもしれません。
あ、ちなみに。
データでは「羞恥心」は30分程度しか持続しないようですが、私の場合は違います。「恥ずかしい!」という記憶はなかなか消えてくれません。「心配」という感情もかなり長く引きずります。逆に「怒り」は2時間も続かないかな。
さて、皆さんはどうでしょうか。


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