塾長ブログ

「知らない」ということを知っている。

昨日は高校時代の恩師である三井貴之先生とお会いしました音譜

三井先生は、「キャリア教育」をメインにお仕事をされている方です。

http://www5.ocn.ne.jp/~ecp/recruit_and_info.htm


その一貫として、(今はまだ詳しくお話しできませんが)画期的な学習塾を開校する準備をしている最中とのこと。今回、その塾の国語を担当してもらえないか…というお話をいただいた次第です。

みがくにも還元できる内容なので、時間の許す限り協力させていただきたいと思っています。


その三井先生が考案・監修された本「別冊宝島 まんがで哲学しよう!!」がこの春、出版されました。

私は高校時代、「倫理」という教科が大好きでしたが、それはクラス担任で社会科の教科担任でもあった三井先生のおかげです。

今思い返しても、常識破りのハチャメチャ教師…という印象でしたが(笑)、毎回わかりやすくて楽しい授業だったな~ニコニコ


中でも、ソクラテスの「無知の知」という思想は私の人生に大きな影響を与えた気がします。

「私は、『自分が無知だ』ということを知っています。本当は知らないのに、『自分は知っているんだ』と勘違いしているあなたより私は知恵があるんですよ~ひらめき電球」と論じたソクラテス。


…確かに、世の中って知らないことだらけですよね。

例えば、ソクラテスが終生わからなかった「善」というもの。

何をもって「善」と言うのか?

その基準や定義って何なのか?

どういう行動が善で、どういう行動が悪なのか?

突き詰めて考えると、最後の答えがどこにも無いような気さえしてきます。


「知らない」からこそ、「知りたい」と思うのが人間。

それを探求し続ける姿勢にこそ価値があるのかもしれません。


どんなことでも「知り尽くす」…なんてことは不可能で、

「私は知ってしまった」「わかってしまった」と思った瞬間、進歩や成長も止まってしまうんじゃないかな。


この本を読んだら、なんだかもう一度「倫理」を勉強したくなりました。

受験生はもちろん、社会人の皆さんにもお勧めの1冊です。
国語講師の学習ブログ ~札幌発!こくごの教室

中はこんな感じ。

国語講師の学習ブログ ~札幌発!こくごの教室

チューリップ赤4月27日 身長159cm/体重45.2㎏/体脂肪率19.1%


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