何のために勉強をするのか。
何のために国語を学ぶのか。
誰しも１度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
偉い人になるために勉強をしているわけではありません。お金持ちになるためでも、良い仕事に就くためでもありません。上手く伝わるかわかりませんが、たった１度しかない人生を幸福に生きるために学ぶのだと思います。勿論、学ぶことが生きること、死活問題に直結する国もあるでしょう。しかし引いては、「幸福を自ら手繰り寄せる力」を得るために人は学ぶのだと私は思っています。
この世界には自分以外の人間(他者)が存在します。他者と共に生きることを避けては通れません。他者との関わりが皆無の状態で生きていくことはできないのです。相手に伝え、相手から思いを受けとるためには人とコミュニケーションを図る必要があります。そしてその手段として私たちは「言葉」を使います。書く力や話す力が必要になることもあれば、聴いて理解する力や読み取る力も要るでしょう。受け入れても拒否しても、人間はそうやって他者と繋がりながら生きているのです。
他者と生きる世界の中で自分自身を見つめ、感じ、思考しながら人生の舵を取っていく。そのための手段として国語を学びます。
人生の岐路に立たされた時に論理的に考え、決断できるように。大切な人の心に寄り添い、支えることができるように。そのために言葉を蓄え、論理を学び、心情を汲み取る練習をするのではないでしょうか。
少なくとも、私はそのために国語専門塾みがくを立ち上げました。
本校みがく生Nちゃん&Hくんのお母様から先ほどこんなメールをいただきました。その一部をご紹介します。
今年も大変お世話になりました。
Nは、みがくで培われた力を高校進学にむけて発揮することができました。
本人が積み重ねてきた力を信じて挑めたのも、常に寄り添ってくれる愛情を感じとったからだと思います。本当にありがとうございます。今は充実した生活をおくり、絵画の提出にむけて勤しんでいます。
Hは穏やかさが増し、「皆が幸せならそれでいい。」と、自分が多少の痛手を負っても、他人を思いやる気持ちが育まれています。
みがくで教わり得た力は、常に生活の面で活きてくるのだと実感しています。
誠にありがとうございます。
これからもどうぞご指導のほどよろしくお願いいたします。
今日で今年度の教室が終わりました。
教材や演習を通して、私の信念とする「みがくの核」が一人でも多くの生徒に伝わっていることを願って止みません。
