テスト分析をしていると、「接続詞」に関する設問を間違える生徒が多いことに気づかされます。問題によっては、「何故ここを空欄にしたのか?どちらも入るよね。」と愚痴りたくなるような接続詞の空欄補充題もありますが、大半は前後の文章を読むと判断できる設問ばかりです。
接続詞を正確に入れられない生徒は、曖昧な…いわゆる「ふわっと読み」をしている傾向にあります。特に説明文に関しては、パチッ、カチッとつなぎ目(ジョイント)を合わせるように、一文一文を論理的にしっかりと読んでいかないと、正確に読み解けません。
接続詞には、逆接や順接、換言などの分類がありますが、それらの言葉やグループを丸暗記する必要はなく、文中によく出てくる接続詞を中心に用法を覚えていきます。
どんな接続詞が使われているのかを確認する意味でも、まずは文中の接続詞に印を付けながら(記号化しながら)読んでいくと効果的です。
私は、「しかし」「けれども」「だが」「…が、」などの逆接の接続詞には逆三角マークを付けて、その後の一文に線を引くよう以前から指示しています。
他にも、
「つまり」は、➡
「そして」(また)は+
「すなわち」は =
等と印を付けることで、話を整理しながら読み進めてもらっています。
3分ぐらいで急いで書いたメモ。汚くて恥ずかしいのですが…参考までに。
接続詞は正確な読解をするための鍵となります。毎回、テスト分析の度に書くのは大変なので、接続詞の意味と役割、マーク法をまとめた資料を作成しようかなと考えています。