古文ギライの生徒のために私が作り出した教材。

それは「古文ポップス」です

過去、本ブログ上で何度か掲載していますが、ありがたいことに最近、高校生の読者が増えているので改めてご紹介しますね。

今回掲載するのは、古文ポップス初級編。

生徒たちがよく知っている有名な歌をセレクトし、その歌詞の一部分だけを古語訳（重要文法や重要古語であることがポイント）した教材です。

生徒には古語訳した部分の意味や訳を質問するのですが、彼らはその歌意を大体知っています。

なので、全体のイメージがつかみやすく、また、覚えやすいという利点があります。

とても効果がある方法で、古文が苦手な生徒たちの評判も上々なんですよ

以下に問題を載せましたので、高校生の皆さんは、ぜひ一緒に取り組んでみてください。

【問題】

傍線部①～⑫の助動詞について文法的意味・終止形・活用形名を、Ａ～Ｄについて古語の意味を言い切りの形で答えてください。

「世界に１つだけの花」

花屋の店先に　並び①たる
いろんな花を　見たり②き
人それぞれ　好みはあるけど
どれもみんな　Aおもしろかりけり

この中で　誰が一番③なり、なんて
争うこともしないで
バケツの中　誇らしげに
しゃんと胸をぞ張れ④る

それなのに　僕ら人間は
Bいかでこうも比べたがる？
一人一人違うのに　その中で
一番になりたがる?

※そうさ　僕らは　世界に一つだけの花
一人一人 Cたがふ種を持つ
その花を咲か⑤することだけにこそ
一生懸命になる⑥べけれ

Dこうじたるように　笑いながら
ずっと迷ってる人がいる
頑張って咲き⑦たる花はどれも
きれいだから仕方ないね

やっと店から出で⑧けり
その人が抱えていた
色とりどりの花束と
嬉しそうな横顔font>