昨晩、中学３年生のSちゃんからLINEが送られてきました。

そんな文面とともに写真が。

高校入試を受ける生徒たちに私がプレゼントした合格祈願のお守りと、ポケット版の「要点・国語」です。

頑張って。

心を込めてそう返信しました。

明けて今日。公立高校の入試日でした。

朝から時計を見ながらソワソワ。

国語が終わった頃だなとか、みんな時間配分を上手く出来たかなとか。

夕方から夜にかけて、大半の生徒やそのお母様から入試の結果の連絡が届いたのですが、教室中だったため問題をまだ見ていません。ただ、「国語はできた！」と報告してきた子が多くてホッとしています。

今回、こんな文法が出題されたのですね。生徒にLINEで質問された問題がこれです。

★(   )にあてはまるように、形容詞「よい」の活用語尾を書きなさい。

どうしたら よ(       )うと考えていた。

「う」に続く形は未然形。形容詞の未然形は「－かろ」です。この場合は「よい」の未然形なので、「よかろ－う」となり、補って文を完成させると、「どうしたら よかろうと考えていた。」となります。

良かろう

寒かろう

悲しかろう

形容詞の未然形は現代っ子には馴染みが薄いかもしれませんね。ちなみに、古文での形容詞の活用はこうです。

良からむ(良くあらむ…が変化したもの)

寒からむ(寒くあらむ…が変化)

かなしからむ(かなしくあらむ…が変化)

良くあらむ➡良からむ➡良かろう

と、変化して今に至るという訳です。

…あらら。話が脱線してしまいました。

とにもかくにも、入試が終わりましたね。

受験生の皆さん、お疲れさま！

そして、受験生のご家族の皆様も大変お疲れ様でした。長い戦いが漸く終わりましたね。

人事を尽くして天命を待つ

今日はゆっくり休みましょう。