先日、娘のひかり(5歳)に、ふとこんな質問をしてみました。
「とぼとぼ歩く」と「すたすた歩く」。
どう違うと思う?
少し考えて娘が答えたのは…。
「とぼとぼ歩く」はゆっくり歩くこと。
「すたすた歩く」は速く歩くこと。
…なるほど速度できたか。
本来は、
「とぼとぼ」は元気がなく歩くさま。
「すたすた」は脇目もふらず、足早に歩くさま。
これが辞書的な意味です。
確かに、とぼとぼ歩く時にはゆっくりだものね。早足で歩いているのを「とぼとぼ歩いている」とは言わないしね。
ただ、「とぼとぼ」は、
「清々しい朝の公園を、1歩1歩踏みしめるようにとぼとぼと歩いた。」
のようには使いません。
「速度」に重きを置くのではなく、「心に抱えている何かしらのマイナスのもの」のせいで、足取りが重くなっている。というイメージで捉えるべき言葉なのです。
ママとひかりがゆっくり歩く。
ママとひかりがとぼとぼ歩く。
その違いを改めて教えて、それぞれの歩き方を二人で実践してみました。「とぼとぼ歩く」では、俯いて背中を丸め、表情を暗くしたりして。娘も楽しそうに演じていましたよ。
沢山の言葉を覚える今の時期。
何にでも興味があるうちに、楽しく学んでもらえたらなと思っています。