文部科学省のホームページに「国語教育のあり方」なるものが掲載されています。
以下引用しますね。
<情緒力・論理的思考力・語彙力の育成を>
今後の国際化社会の中では,論理的思考力(考える力)が重要であり,自分の考えや意見を論理的に述べて問題を解決していく力が求められる。しかし,論理的な思考を適切に展開していくときに,その基盤として大きくかかわるのは,その人の情緒力であると考えられる。したがって,論理的思考力を育成するだけでは十分でなく,情緒力の育成も同時に考えていくことが必要である。
これに加えて,漢字・漢語を含め国語の語句・語彙力の育成が重要である。人間の思考は言葉を用いる以上,その人間の所有する語彙の範囲を超えられるものではない。情緒力と論理的思考力を根底で支えるのが語彙力である。
この論理的思考力と情緒力。一朝一夕では身に付きません。どちらも正しいトレーニングと、大人によるサポートが不可欠。国語専門塾みがくでは、これら両者を伸ばす指導を行っていますが、情緒力を育てるには家庭での取り組みも必要です。
一例として、その日あったことを子どもに話してもらう。その際、事実(出来事)を先に言わせ、その後に意見・感想を言ってもらうようにします。慣れてきたら3分以内でまとめて話すよう時間を意識させるとよいでしょう。
話す方も聞く方も意外と面倒な作業ですが、それを面倒と思わずにお互いにできるか。この手間隙が後々我が子の力となることを見据えて続けられるか。それが大きな分岐点になります。
…これもみがくの通常学習に組み込めないかな。来年度からのカリキュラムを見直してみよう。