塾長ブログ

時間の感覚

みがく大通校、
Mちゃん(小5)の詩です。

時間  


友達と遊んでいる時
テレビを観ている時
遊園地で遊んでいる時
時間は 風のように過ぎていく

お説教の時
テストの時
プールの後の算数の時
時間は カメのように進まない

楽しいときの時間の流れ
つまらないときの時間の流れ

神様おねがい
逆にしてください

…可愛らしくも切実な願いが伝わりますね。子どもらしい詩です。
人間の体感時間は、その人が生きてきた時間の長さに反比例する。
これは「ジャネーの法則」です。年齢が若いほど体感時間は長く、年齢を重ねるほど体感時間が短くなるということ。つまり、子どもの時間の感覚と大人の感覚は実際にかなり異なっていて、例えば、5歳児の体感時間は30才の体感時間の6倍以上の長さになるということです。
大人になると1年があっという間に感じるとよく言われますが、体感時間は年齢に反比例するのなら、それも頷けます。
このような現象が起こる理由の1つに、「経験値」があるそうです。新しいこと、未知の経験が山ほどある子どもは毎日濃密な時間を過ごします。初めての経験をすることで体感時間は濃密さを増すと言われています。長い間生きてきて経験値が高くなっている大人はそうはいきませんが、大人でも新しい仕事に就くことになったり、初対面の人と話す機会があったり。突然、大勢の前で慣れない自己紹介をさせられたり。「初めての経験」をする場面は多々あると思います。その時の時間は、何気なく過ごす時間よりも濃密で、長く感じられるものです。
私は高齢出産をして、現在5歳児を育てています。初めての子育ては毎日が未知のことだらけ。だからなのか1年が異様に長く感じます。きっと日々濃密な時間を過ごしているのでしょう(笑)。
時間は確かに平等です。だけど、意識によって体感速度は変わるのです。初めての経験=まだやっていないことに積極的にチャレンジし続けることで、人生の体感速度が変わります。思い立って部屋の模様替えをした1日が長く感じられるように、日々小さな変化を意識しながら過ごすことです。
「人生、あっという間だった!」と嘆いてその幕を下ろすことのないように、1日1日濃密な毎日を生きたいものです。


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