みがくに通っている高校生たちに、夏休みを利用して古文の助動詞を覚えてもらっています。
その際の教材として、現代ポップスを古語訳したものや、助動詞だけ古語にしたものを使って指導しているのですが、これが好評なのですよ。
例えば、こんな感じの教材プリントを作っています。
◆あれから ぼくたちは 何かを信じて来られけむ
夜空のむこうには もう明日が待ちたり
(SMAP 「夜空ノムコウ」)
◆決して捕まえられぬ花火のごとき光なれど
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手こそ伸ばしたけれ
(Mr.Children 「HANBI」)
古文と言えども日本語。文脈を読むという点では変わりありません。普通の古文は外国語に感じられて文脈判断するどころではない生徒や、古文が大嫌いな生徒には特に、この現代ポップスの一部を古文に変換した(全文変換する応用バージョンもあります)教材プリントを使うと、理解度もやる気もアップして効果的です。
生徒の好きなアーチストや歌を聞いて、それを古語訳もしていますよ。あの手この手と工夫して、みんなが嫌いな古文を克服させています。