私は幼少の頃から、歌はまず歌詞から覚えるタイプでした。今でもそうですが、曲よりも歌詞をじっくり読み込んでしまいます。
小学生の時は作詞家の阿久悠さんを、中学生の時は同じく作詞家の松井五郎さんを敬愛していました。同じ年頃の子なら、好きなアイドルやアーチストのポスターや写真を貼って眺めるところでしょうが、私は好きな「歌詞」を画用紙に書き写して壁に貼っていましたよ。
自分でも作詞をするのが趣味で、小6の時には友達のお姉さんに頼まれて、高校生の音楽バンドために歌詞を書いていたのですよ。今読んだらきっと寒過ぎて凍死するレベルですが(笑)。
あれは高校時代かな?それとも中学??…詩集にもはまりました。銀色夏生さんが書いた詩集が流行っていたのですよ、あの頃は。その後、俵万智さんの短歌に魅せられて自分でも歌を詠んだりしたものです。
人の心を動かすような「想い」を言葉に乗せる。制約のある中で的確な言葉を選び出して紡いでいく。詩や短歌等はその人間の感受性や心の温度、そして言葉のセンスが問われます。いかに日頃から言葉というものに意識を向け、よく考えながら使っているか、と言うことも。
今週からみがくでは「創作詩」の学習に入ります。言葉・表現を教え、磨いてもらう良い機会です。生徒たちの発想力の枠を広げる手助けをしつつ、先生たちと一緒に推敲を重ねながら、世界に1つだけの素敵な作品を完成してもらおうと思います。