塾長ブログ

7月22日

今日は母の命日です。
この世を去ってから今年で7年が経ちます。
実家で暮らしているせいでしょうか。母が未だに近くにいるような感じがするから不思議です。
あの日はとても暑い日でした。
夕方、お風呂から上がった母は大好きな日ハムの試合をラジオで聞いていたそうです。投手がコテンパンに打たれてムシャクシャした母。気分転換がてらに近所のクリーニング店に洗濯物を引き取りに出掛けました。その店で突然気分が悪くなって倒れ、そのまま救急車で運ばれて病院へ。…脳幹出血。持病のモヤモヤ病が関係していることぐらいしか原因はわかりません。モヤモヤ病自体、まだ発症のメカニズムが解明されていない難病なのです。…父から電話をもらった時には既に手遅れの状態で、意識が戻らないまま62年の生涯を終えました。
何の覚悟もしていなかった私たち家族は、母の死を受け入れるのにかなりの時間を要したものです。倒れたその日の朝だって、母と日課の散歩をしながら、眼前に迫ったお盆の予定を立てたばかりでした。「今年の夏は、念願の知床旅行にお父さんと一緒に行きたいな。」なんて話していたばかりだったのです。
臨終を迎えたのは翌日の早朝。憔悴しきって、父と家に戻ると、テーブルの上には飲みかけのお茶が入ったグラスがありました。ソファーには脱ぎっぱなしのカーディガンが乗ったまま。つい昨日まで、そこで生活していた母が突如としていなくなったのです。母の存在を其処ここに感じながら日々を過ごすのは本当に苦しかった。暫くは泣いてばかりの毎日でした。
ただ、いつからでしょうか。母とは直接会えなくなったけれど、私たちの中に変わらず「在る」と思えるようになったのは。7年経っても癒えぬ寂しさはありますが、悲しみは随分と薄れました。
姪の菜々子が生まれた半年後に亡くなった母。その後誕生した、ひかりや大和(甥)とは会えていません。だけど、きっと何処かで孫の成長を笑顔で見守ってくれている。そう信じています。
大和は1歳3ヶ月。やんちゃ盛りです。


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