塾長ブログ

大好きな人へのラブレター。

みがく旭川校にて2月に取り組んだ学習に、「大好きな人に手紙を書こう!」というものがあります。
旭川校Yくんのお母さまからアイディアをいただいて実現した旭川校オリジナルの企画学習です。

その名の通り、自分の好きな著名人に手紙(ファンレター)を書くのですが、もちろん書き方にも配慮をします。

相手のことを考えた文面にすることや、どうしてその人を好きになったのかの理由や動機、具体的にどのようなところに惹かれているのか、質問事項…など、熱意が伝わる手紙を書いていきます。

旭川校では実際にご本人宛に郵送したのですが、「返事がきたらラッキーだね」ぐらいに考えていたそうです。それが…実際に返事が届いた生徒がいました!!

以下、旭川校校長の尾田先生のブログから転載しました。

注:キノコが大好きなKくんは、キノコ博士である江口先生に手紙を書きました。

「拝復
 こんにちは、この度はお手紙を下さり心から感謝しています。そちらは降雪も多くて大変ですね。
 東京も寒い日が続いていますが、桃や梅の花も咲き始めています。桜のつぼみもふくらみ始めていますよ。
 さて、NHKのオトナヘノベルを見てくださりありがとうございます。テレビを見てくれた多くの方から反響がありました。テレビ出演は、私だけでなく研究家の先生、大学院生や学生が頑張っているので出ることができたと思います。
 さて研究の質問に答えます。私の研究室でもヒイロチャワンタケというキノコを使ってレクチンの研究を行なって来た歴史があります。レクチンはがんに対して直接的に効果をおよぼすというよりもレクチンがあることで正常な細胞とがん細胞が接着するのを防ぐことができるため、がんの転移をくい止められる療法として興味が持たれています。
 レクチンがこれだけあるから病気をこのくらい防げるというということは分かっていません。また、化学物質も天然物質も量が多ければ良いというわけでもありません。病気に対する最適な量を探すことも大切な研究です。
 お薬にするためやがんに対しての効果を見つけ出すには、まだまだやらなくてはいけない研究がたくさんあります。●●君が研究して発見できることもできるかもしれませんね。
 きのこばかりではなく、広い視野をもって学校や家でいろいろな勉強を頑張ってください。勉強ばかりでなく家での手伝いもして、兄弟、友達と仲良くいろいろなことを体験することが大切です。たくさんの体験は必ず大きな成果や夢の実現へと近づくはずです。私の書いたきのこに関する原稿も送りますので読んでみてください。
 ●●君の成長を心から期待しています。
 寒い日がもう少し続くと思いますが、身体に気を付けて頑張って下さいね。
敬具
2017年3月2日 東京農業大学 教授 江口文陽 」

…感動的です。こんなに気持ちのこもったお返事が戻ってくるなんて。
Kくん、さぞ嬉しかったでしょうね。一生の宝物になることでしょう。

返事が来ても来なくても、ファンレターを書くこと自体、大変勉強になります。
相手のことを思いやる姿勢や、自分の気持ちを相手に誤解されることなく伝える力など、得るものが多い学習です。

本校でも、来週からこの学習を開始したいと思っています。まずは、誰に手紙を書きたいかを考えてもらうところからですね。

尾田先生のブログもどうぞお読みください!➡みがく旭川校 校長ブログ


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