語彙力。
子どもだけでなく社会人だって、無いより有るほうがいいに決まっていますよね。語彙力というものは、意識しないとなかなか身に付かないものです。ましてや年を重ねると、「語彙をもっと増やそう!」とはなかなか考えないのが一般的(仕事で必要な場合を除く)ではないでしょうか。
そこで敢えてお勧めします。
普段使っていない言葉を、1つでも2つでも新たに仕入れてみませんか?
今回ご紹介するのは全て漢検1級レベルの語句です。知識としてわかっていても、日常生活ではあまり使わないものが多いと思います。…先週、新札幌校で高校生Tくんのテスト対策をした時にこの中の漢字が含まれていたのがヒントになって、このたび記事にしてみました。私も1級を持っていますが、その中でも公的な書類を作成する際に今でも使用するものをピックアップしましたよ。
使いこなせるようになったら、相当カッコいいと思います。メールやLINEでは使えないかもしれませんが(笑)、新聞や雑誌でこれらを見かけた際に正確に意味がわかるだけでも、世界が広がったように感じるかもしれません。
狷介(けんかい)
➡頑固で人と妥協しないこと、人。
例)彼は狷介な人だから、一度言い出したら決して意見を曲げないよ。
磊落(らいらく)
➡落ち着いていて、小さなことにこだわらないこと、人。
例)私は、母の磊落な性格がいつも羨ましかった。
吝嗇(りんしょく)
➡金品を出し惜しむこと。けち。
例)節約と吝嗇は同じようでいて違う。
吻合(ふんごう)
➡ぴったり合うこと。
例)夫は、言うことと行動がいつも吻合しない。
矜恃(きょうじ)
➡自分の才能や学問などの力を信じ、誇りを持つこと。
例)私は矜持を傷付けられ、一気に自信が無くなった。
この漢検1級シリーズ、不定期で続けていきたいと思います。お子さんと一緒に語彙の幅を広げていきましょう!!!