子どもって、寄り道が好きですよね。
うちの娘と毎日バス停に向かうのですが、歩いて5分程の道の中で、彼女は何度も足を止めます。

犬の足あと、鳥の足あと
ななかまどの赤い実
大きな水溜まりや薄氷
門から伸びるつらら
屋根に乗っているリスの形の雪

それらを発見するたびに、嬉しそうに立ち止まっては、私を振り返ります。

時間は有限。
寄り道をせず、真っ直ぐ目的の場所に進むことは大事なことです。
「最短距離を効率よく」は永遠の理想です。

だけど、寄り道をしたことで見つけられることもあります。
磨かれるものがあります。
あのとき寄り道をして良かったのだと、後から気付くこともあります。

親として、指導者として。
時に子どもの寄り道に付き合い、
時に迷いこまないように見守り、

共に気付き、発見しながら、
自分の力で前に進める子に育てていきたいと思っています。