娘が1歳になった頃から始めた「寝る前のおはなし」。私がその場で適当に作った話を聞かせています。
3歳の今、ひかりが気に入っているのが「桃太郎」シリーズです。
オリジナルの桃太郎のストーリーを軸にして、様々なアレンジを加えて話します。具体的には、前半部分は変えず、鬼ヶ島へ出掛ける場面から様々なバリエーションをつけています。パラレルワールドを語るイメージです。
例えば…
●鬼退治にあたり、お供の動物たちを上手く動かす「名指揮者桃太郎」バージョン。
●鬼ヶ島まで来て憶病風に吹かれ、惨めに逃げ帰る「ビビり桃太郎」バージョン。
●戦わずして勝つ方法を思いつき、みごと成功する「策士桃太郎」バージョン。
●『鬼にも何か事情があるのだろう。説得すれば必ずわかってくれる』と「性善説を唱える桃太郎」バージョン。
などなど。
いつも行き当たりばったりで話しているのですが、話し始める時には必ず主題と着地点(オチ)を決めています。その主題に沿いながら面白おかしくストーリーを進めていくのです。
就寝前にちょっとしたエネルギーを使いますが(笑)、無駄な作業だとは思っていません。基本は娘が理解できる言葉遣いで話すのですが、そろそろこんな表現も覚えて欲しいなと思う言葉もちょこちょこ入れていきます。そして、どういう意味?などと質問があれば途中でもしっかり教えます。
国語力を身に付けるのは時間がかかるものです。だからこそ、学校や塾だけに頼らず、家庭での取り組みも不可欠だと思います。
とは言え、ドリルなどを親子で取り組めと言っているわけではありません。日常会話を利用して欲しいのです。
例えば、就学前の子ならクイズ形式で言葉の意味を教えたり、意識して会話の中に多くの言葉を入れるようにしたり。小学生、中学生ならわかりやすく伝わる話し方をお互いに練習したり(後日ブログに具体的な方法をアップしますね)。
とにかく、お母さんやお父さんなど家族が普段の生活で子どもに話し掛けている「内容や語彙、量」なども子どもの国語力を行く行くは左右すると言ってもよいでしょう。
何事もそうですが、「面倒の先に光あり」です。
私はそう信じています。