平浩二さんの曲(作詞家:沢久美)「ぬくもり」がMr.Childrenの「抱きしめたい」と酷似している件が最近話題になりましたよね。
ミスチルの「抱きしめたい」は私の大好きな曲。この問題はスルーできません。早速比べてみましたが、確かに似ています。…というか、1番の歌詞はそのままですねえ(笑)。
オリジナルであるMr.Childrenの「抱きしめたい」の歌詞。整理するために、内容を私なりの解釈でまとめてみました。
霧雨の降る 静かな夜
君と出会った日のことを思い出す
よそ見をして つまづいた君
その君を偶然抱きとめた僕
それが2人の出会いだったね
あの頃 君は恋に傷ついていた
彼氏の心変わりが 別れの原因だったのかな
恋することに臆病になっていた
あるクリスマスの夜
僕は君に約束したよね
「大丈夫。僕はずっと君だけを愛し続けるよ。」
つらい恋の記憶は僕に預けて欲しい
悲しいときも
さびしいときも
僕は必ず 君のそばにいるから
これから先も
どんなことだって2人で受け止めよう
ずっとずっと一緒に歩いていこう
抱きしめたい…
僕の心は 君への愛であふれているよ
…恋愛に傷ついた彼女。そんな彼女の傷も過去も丸ごと受け入れて愛する僕。
「抱きしめたい」は、vocalでもある桜井さんが、ご友人の結婚式で歌うつもりで作った曲だそうです(クリスマスソングでもある)。
裏も含みもない、純粋に幸せな愛の歌だと解釈しています。
一方、沢久美さんの発表した「ぬくもり」の歌詞。並べているフレーズは似ています。だけど、前述した「彼女の過去とそれに対する僕の思い」というバックボーンについて書き触れていないため、桜井さんの描いた歌詞世界と比べると…薄いというか、浅いというか、上っ面だけのコピー作品の域を出ません。 たとえ文字づらだけ真似をしても、聴いている人の心には決して響かないのではないかと私は思います。
詩でも物語でも、その作品には世界観があり、作者の「心」があります。それらを具体的に、また抽象的に言葉に乗せて、読み手に伝え届けていくものです。
Mr.Childrenの曲に名作と言われるものが多く存在するのは、桜井和寿さんの作り出す歌の世界観や彼の思いが聴き手にストレートに伝わり、共感されているからだと思います。言葉選びのセンスや表現の巧みさもさることながら、その歌から滲み出ている人間としての魅力も人気の一因なのでしょう。
あらら、すみません!
今回は少々熱く語りすぎましたね。
失礼いたしました
追記
ひかりの熱はすっかり下がりました。あとはたまにでる咳だけ(頬も赤くないのでリンゴ病ではなかったのか?それともこれから赤くなるのか?)。とりあえず一安心!