久々に古文で日記を書いてみました。…いや、今回は日記というより随筆かな。枕草子で言うところの「随想的章段」をイメージして書きました
「古文」
子と言ふものを持ち、ひすがらあひ過ぐしたれば、おどろかるることぞあまたあり侍るなり。
今、女子のよはひ三つ。はや得たりと思ひしことも 又の日には えせずなりにたり。「自らせむ心」と「あいだる心」のかたみに出づることもあり。さる人に 後ろやすきやこころもとなきをおぼえつつ、あさゆふ暮らし侍り。
いぬる前の心習ひに、近頃ひさらず「ひかりの良きところ」を10ばかり直身に聞かせ侍りたり。女子、かく程こそ愛でたれ。ひにけに責めて、輝かしき色して嬉しびたらん気色に聞き入り侍るぞかし。聞かする我さへ飽きゆく時なり。
「現代語訳」
子どもというものを持ち、毎日一緒に暮らしていると、多くの発見があるものです。
今、娘は3歳。出来た!と思ったことが次の日にはできなくなってしまう。また、「自立心」と「甘えこごろ」が交互に出ることもあったりします。…そんな彼女に安心やじれったさを感じながら日々過ごしています。
寝る前の習慣として、最近は毎晩「ひかりの良いところ」を10ほど本人に聞かせています。この時間が娘は大好き!毎日催促しては、照れながら嬉しそうに耳を傾けていますよ。話す私のほうも満ち足りた気持ちになる幸せな時間です。