実はひかりには「幻の友だち」がいます。
その名も「ミヤノお姉ちゃん」。
ミヤノお姉ちゃんとは、ひかりが1歳になっておしゃべりが出来るようになってから、話に度々登場する少女です。
例えばこんな風に。
ひかり「さくらの花が散ったら、葉っぱがだんだん赤くなるんだよね。」
私「そういう桜もあるね。…でも、誰から聞いたの?」
ひかり「ミヤノお姉ちゃん!」
どうやら、ミヤノお姉ちゃんはとても物知りのようで、ひかりにいろいろ教えてくれる存在のようです。私たちが教えていないことをひかりが知っている時には、必ず「ミヤノお姉ちゃんに教えてもらったの」と話します。
ひかりによると、ミヤノお姉ちゃんとは「前に行っていた幼稚園と学校で一緒だった」とのこと。
ちなみにミヤノお姉ちゃんは両親、祖父母
、そしてペットの猫がいるそうです。
聞いていると軽く頭痛がしてきますが、ひかり本人は至って真面目な顔で説明しています。
座敷わらしか。はたまた妖精なのか。幽霊の類なのか前世の記憶か。
あえて「妄想」と片付けずに、私たちも信じてあげています。
きっと本当にいるのでしょう。