世の中にあふれている「教育論」。
例えば…
我が子のしつけの仕方
子どもへの情操教育の方法
学力を伸ばすための親の心得…などなど。
どれを実践したらよいかわからなくなるほど、沢山ありますよね
テレビや雑誌なんかでそれらをみる度に感化されて、
「よし!私もやってみよう」と奮起するお母さんたち。
ところが、現実はなかなか上手くいきません
感情的になって怒ってはいけない。
…そう頭ではわかっているものの、ついつい怒ってしまう。
子供の良いところを見ていこう。
…それはわかっているんだけど、出来ない部分にばかり目がいっちゃう。
いつも笑顔を見せていよう。
…でも、日常生活の疲れから、子どもの前でしばらく笑っていないかも。
子どもの自主性を尊重し、親の意見を押し付けてはいけない。
…気付いたら、また子どもに過度な期待をしちゃっていた。
話をしっかり最後まで聴いてあげましょう。
…話がまどろっこしくて、ついつい途中で言葉を奪ってしまう。
どうでしょう?
どれかは当てはまりませんか?
子どもへの…子どもに限らず人への教育って、思う通りにはいきませんよね
理想と現実は違います。
「わかった」からと言って、実践できるわけではないのです。
でも。
大事なのはまず「わかること」「知ること」だと私は思っています。
「わかったからと言って、実践できなければ意味はない」
そう言う人もいますが、私はそうは思いません。
「わかっていない」「知らない」人より、「わかっている」「知ってる」人のほうが、
断然リードしてます。
知識はとても重要なのです。
それに、上記のことは、誰しも実践するのが難しいことばかりです。
人間、そんなに強くはありません。
イメージをすぐに習慣化できるほど器用でもありません。
やろうとしたことがなかなか出来なくて…
何度も失敗して、
何度も悔し涙を流して、
何度も自己嫌悪に陥って、
何度も落ち込んで。
毎日、それの連続なのが「普通」なのです。
そして、その過程を必ず経て、人は「実践」できるようになっていくものです。
自分に今まで出来なかったことが、1つでもできるようになる。
それはスゴイことです。
「習慣」ではなかったことが、難なくできるようになるんですよ?
数々の失敗の果てに得た、この「新たな習慣」は、お金では決して買えません。
あなただけの、「人生の資産」になります。
1歩、1歩…が大事なんです。
誰でも急にできるようになるわけじゃない。
何度も落ち込みましょ!
出来ない自分を認めて、反省しましょう。
そうしたらそのうち、ちゃ~んと出来るようになります。
大丈夫。
信じてください。