先日、「恋愛について悩んでいる」という友人と食事をする機会がありました。
意中の相手と上手くいかない。
自分の気持ちがまっすぐに届かない。
一体どうしたらよいのか…。
話を聴くと、友人は自分の気持ちを伝えたい一心で、「これでもか!」というくらい相手にメールを送っていたとのこと。
相手は、友人による「気持ちの洪水」で溺れてしまったのか、ある日を境に互いの関係が気まずくなってしまったらしいのです。
人間には「話を聴いてもらいたい!」という欲求が生まれつき備わっています。
逆に言うと、「自分の話を聴いてくれない」人に対して好意を持つことは難しいということです。
実際、「あなたの嫌いなタイプはどんな人ですか?」とか
「あなたの身近な人(彼氏・彼女・妻・夫・友人・父母)の嫌いな所はどこですか?」
などのアンケートでは、
「人の話を聴かないところ」が毎回上位に上がります。
…だってそうですよね。
自分の話を真剣に聴いてくれないと、
「私に対して興味がないのでは?」と疑ってしまいませんか?
前述した友人にも、
「自分の考え・意見を伝えるのはぐっと抑えて、まずは相手の話を聴くことに全力を傾けたらどうか」とアドバイスをさせてもらいました。
「聴く」ことは「私はあなたを受け入れますよ」ということをわかりやすく示す行為です。
相手の話にじっくり耳を傾けるという姿勢を続けると、相手は信頼して徐々に心を開いてくれます。
心を開いてくれると、今度は自分の話も聴き入れてもらえるようになります。
そうすることで、人間関係が円滑に築けていくものなのではないかと私は考えています。
愛子様の件でも取り沙汰されている「小1プロブレム」。
そして、毎年変わらずどこかで起こる「荒れた成人式」。
その理由の大きな1つは、彼らが「人の話を聴けないこと」です。
もちろん、子供だけが悪いのではありません。
模範となるべき大人たちも同じように人の話が聴けなくなっているのが現状です。
話を聴くということは実はとても難しい行為です。
普段きちんと聴けていない人には反復練習が必要なのです。
このブログ上で「聴き方のポイント」を少しずつご紹介していく予定ですので、もしよかったらまた読みにいらして下さい。
お子さま。
奥様や旦那さま。
彼氏や彼女。
お母さまやお父さま。
上司や部下。
友人、知人…。
気になる相手との関係を改善したいと思われる方には参考になると思います。
聴き上手になると人生が変わります。
決して大げさなことではありません。
人間関係がスムーズになったり、社会的な信頼が得られたり…。
聴き上手は愛され上手なのです。
これから一緒に練習していきましょう!
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