先日の名古屋旅行で、「メイとサツキの家」に行ってきました。
「となりのトトロ」に登場するサツキと、その妹メイ。作品中の家をモデルにした記念館がこの「メイとさつきの家」です。
宮崎駿監督曰く、作品中でのメイの家は未完成だったそう。前の住人はあの家で結核の療養中、家が完成しないまま亡くなったとのこと。そのあとにメイたちが引越して来る…という設定らしいのです。
「となりのトトロ」という作品は、1953年(昭和28年)の日本が舞台となっています。
「忘れていたもの。 気づかなかったもの。 なくしてしまったと思い込んでいたもの。 でもそれは今もあるのだと信じて『となりのトトロ』を心底作りたい。」
これは宮崎監督の言葉です。
もちろん、私はその時代に生きていたわけではありません。だけどこの作品にはどこか郷愁に似た懐かしさを感じさせる原風景があります。
2013年のインタビューで宮崎監督はこうも言っています。
「となりのトトロ」が自分の作品のピークだった。日本の風土を愛情をもって(理想化して)描こうとして、それが初めて上手くいった作品だ、と。
監督にとっても満足のいく作品に仕上がったのですね。そう言えば、あの黒澤明もトトロを「日本の代表的映画」として挙げていましたよね。
うちの娘、ひかりも1歳からトトロの大ファン。1歳なのに途中で飽きることなく、1時間半もの間、食い入るように映画を観ていた姿が今でも印象に残っています。2歳になった現在は、メイの台詞をほとんど覚えてしまうほどの「トトロフリーク」です。
時代を超え、子どもから大人まで愛される「となりのトトロ」。その魅力は計り知れないものがありますね。
ちなみに、トトロ(大トトロ)の年齢は1300歳という設定なんですって!
皆さん、ご存知でしたか?