ふと気付きましたが、最近あまり使わなくなりましたよね。
「びびる」という言葉。
「うわっ!…突然驚かせないでよ。びびった~!」などと使う言葉で、
「びっくりする」「怖がる」「気が引ける」などという意味合いで使います。
この「びびる」という言葉。実は、平安時代末期には既に使われていました。
もともとは、大勢の人間の鎧が擦れ合って「ビンビン」と音を立てる様子を表していたそうです。
平家が源頼朝を討伐するため、現在の富士川(静岡県)あたりに陣を敷いた時のこと。水鳥がいっせいに飛び立った音を聞いて、源氏軍が攻め込んでくる音 (源氏の兵士達の鎧が擦れ合って出るビンビンという音)と勘違い。恐れをなした平家軍は戦わずして逃げ帰ってしまった…というエピソードがあります。
それが元になって、今の「びびる」という意味になったと言われています。
ちなみに。
今朝、冷凍庫を開けたらカチコチに凍った電卓が出てきて、相当びびりました
きっと過労モードだった、いつかの自分の仕業でしょう。