参りました。
朝から寒気と頭痛がするなと思って熱を測ってみたら38℃近くの熱が…。見なかった振りをして仕事を続けていると、どんどん熱が上がっていきました。
受験、面談、出版と予定が立て込んでいるのに加え、まだまだ父の体調が心配なこの時期に体調を崩すなんて…本当に情けないです。
ソファーで横になりながら目を閉じていたら、「源氏物語」の帚木(ははきぎ)の巻の一節が思い浮かびました。本筋とはあまり関係のないところで登場する「極熱(ごくねち)の薬草」についてです。この薬草はニンニクのことで、古くから熱を下げたり病気を治したりする薬効があると言われています。そのニンニクを服用して極熱(高熱)を下げたというエピソードが源氏物語に出てくるのですが、それがふと頭に浮かんできました。「極熱=ごくねち」という言葉の響きが個人的に気に入っていて、20代の頃から熱を出すたびに浮かんでくるのです。
確かニンニクの醤油漬けが実家にあったはず…と思い出して父に電話で聞いてみると、「今はもう作っていない」とのこと。…まあ、そうだよね。そんなに都合良くある訳ないか。
ニンニクは無いけれど、家で寝ている私のためにプリンや野菜ジュースを沢山買って来てくれたダンナ。鍋に作っておいてくれたおかゆも先ほど食べました。
父が最近感染したので、私もコロナかも…と心配でしたが、20時に熱を測ったら36℃後半まで下がっていました。もしかしたら単なる疲労なのかもしれませんね。ごくねちでは無いけれど、まだ倦怠感が強いので明日の午前中までは休んでいようと思います。