今月で西友が閉店しましたね。

1973年に道内一号店として開業したのは「西友月寒店」でしたが、小学生の頃に家族や友人とよく行った記憶があります。買い物をした後に、一階のフードコートで「コーン焼きそば」を食べるのが毎回のルーティンでした。

1982年にオープンした西友清田店は、高校の時に毎日のように通っていましたね。当時、同じ清田区に「ダイエー」もあったので、高校生の溜まり場として「西友派」と「ダイエー派」に分かれていました。清田区には地下鉄駅がない上に、当時は大型店舗が全く無くて（悲しい…）、高校生が放課後に集まれる場所が西友かダイエーかしかありませんでした。

私は西友に行くことが多かったかな。一階のフードコートで友達と勉強したり、恋愛話に花を咲かせたりしたものです。

当時は床が二段になっていて、それぞれにテーブルと椅子がずらりと並んでいたのですよ。『失恋したTがこのテーブルで大号泣していたっけ』とか、『卒業式の日にここで作戦会議をして、好きだった人に手紙を出そうと決意したんだよなあ…』などと、大人になってからも時折懐かしく思い出していました。

そしてこの清田店にはもう一つ思い出が。開店した月に集団食中毒（井戸水の汚染が原因）が発生し、開店して間もないのに休業を余儀なくされたという、当時としてはなかなかショッキングな出来事でした。…覚えている人はどれぐらいいるのだろう。

銀行や100円ショップが併設されていたのもあり、どんなに少なくても月に一度は必ず訪れていた西友清田店。亡き母ともよく一緒に買い物をしました。熱々のおやきを買って、車の中で食べながら帰るのが好きでした。

これも時代の流れなのでしょうが、思い出がたくさん詰まったお店が無くなるのは、本当に寂しいものですね。

今までありがとうございました。